取材の経緯

私たちは、2025年に開催される大阪・関西万博に住友館で展示をする。住友電工株式会社様に、大阪万博で内定をもらっていたポアフロンモジュールについて取材しました。

ポアフロンモジュールとは

次にポアフロンモジュールの浄化方法についてみていきましょう。
ポアフロンモジュールとは、ポアフロン中空糸をろ過膜として使用し、外側の「ろ過層」と内側の「支持層」からなる複合構造が特長です。外側の「ろ過層」はろ過精度を決める緻密な層で、内側の「支持層」は強度をもたせるための粗い層で、この2つの「ろ過層」と「支持層」が一体化した重層構造により、さまざまな用途において高度な水処理力を発揮します。そんなポアフロンモジュールですが、2種類に分けて使われています。まず浸漬型について説明します。こちらは、幅広い種類の排水に対応でき、省エネで、設置するためにとる場所も比較的小さくできます。2つ目のものは加圧型のものです。こちらは、川の水などの比較的量の多い水を処理することが可能です。この2つの種類のモジュールを使い分けることにより、様々な場合に対応できるようになります。例えば浸清型であれば、いろいろな種類の排水に対応できるため、油の入った排水を処理したり、ペンキの混ざった水などに使われます。加圧型だと、汚い川を一気に浄水することに使われます。
(実際の写真↓ 左 浸清型 右 加圧型
引用 住友電工↓)
浸漬型 加圧式

浄水場の仕組みについて

まず、皆さんは、浄水場がどのような仕組みで水を浄化させているか知っていますか?いろいろな方法がありますが、一つの方法として、
  1. 着水井によって、源水から細かい砂を取り除く
  2. 塩素注入設備によって、細かい砂を取除いた水の中にいる細菌を殺菌する
  3. 沈殿池によって濁りや、不純物などを沈殿させ、取り除く
  4. ろ過地で、残っていた不純物を取り除き、安全に飲めるようにする。
  5. これが、浄水場の浄水する方法です。しかし、この方法だと時間もかかるし、作るにも土地が必要ですし、お金も必要になってきます。

取材を終えて

最後に、このポアフロンモジュールは、sdgsの「海の豊かさを守ろう」と、「安全な水とトイレを世界中に」という目標達成に繋がり地球環境をきれいにするきっかけとなります。今後もこのようなsdgsに貢献する発明品が増えていくと願っています。また、住友電工さんは、大阪万博で住友館で作品を出展するそうです。

参考・引用文献

■浄水場のしくみ | 下妻市公式ホームページ 閲覧日 10/20
https://www.city.shimotsuma.lg.jp/kurashi-tetsuzuki/suido-gesuido/suido/page000172.html
■ポアフロン精密ろ過膜モジュール | 水処理事業開発部 | 住友電工> 閲覧日 10/20
https://sei.co.jp/poreflon/product/module/
■ポアフロンモジュール|SEI WORLD|住友電工閲覧日 10/22
https://sei.co.jp/company/sei-world/2016/04/feature.html
■ポアフロン精密ろ過膜モジュール閲覧日 10/22
https://sei.co.jp/poreflon/product/module/